La Bergère et le ramoneur

by eriyori on Thursday 12 March 2009

20090311(004)

やぶにらみの暴君を研究室で見てみた。いまこの作品は『王と鳥』として世の中に出ているが、この作品はそのオリジナルである。(今、この映像は貴重らしい。見たい人は言ってください。)

しかし、一概にオリジナルとも言えない作品であるらしい。それは、この作品の成立過程にある。監督であるポールグリモーは、この作品にあまりの年月をかけすぎてしまい、プロデューサーであるアンドレ・サリュによって勝手に決着をつけられ、世に送り出されてしまったらしい。過剰な音の表現も付され。

映画の論評なんて出来ないので書かないけれど。

下層の民衆などの表現が実に生々しく、社会のヒエラルキーが痛々しいほどに表現されている。『王と鳥』では表現が許されたんだろうか??目の見えない登場人物が結構キーパーソンなのだけれど、そうゆうのって差別表現になってしまう世の中だものね。主人公であるwonderbird。彼が、獅子にする演説。そして、立ち上がる獣たち。さぞ、立派な演説なんだろう。けど、英語が聞き取れない。

『王と鳥』を見て、日本語読むかな。