上野御徒町ガード下店舗

by eriyori on Saturday 24 September 2011


上野のガード下に突如としてあらわれる店舗の外装の様子。向いの中央線側からでると、こっちを見ている。その窓が、高さの違いをもっているのは、その奥に階段が設けられているからであろうか。また、その弧にともなって、看板部分の意匠も、ウネっとひとうねり。大胆かつ不敵。
この不敵な笑みをもうちょっと眺めてみよう。そうすると、だんだんと向かいの中央線に対する挑発のようにも見えるのだ。違い窓スタイルとして、挑発型の意匠なのではないかとふと思い込んでみた。
「ほら、中央線さん。あんたは中野をでればまっすぐしか走ることができないじゃないか。」
「いやいや、常磐線。あんたは全長350キロ。わたしは420キロ。自分の長さの程をわきまえてもらいたいものだね。」
「そんなこといったって、中央線。おまえは所詮中央東線じゃないか」
と、聞こえてきそうである。
しかし、3・11以降の日本。常磐線は福島原発によって、いまだ全線復旧の見込みが無い。いまこそ、手をとりあって欲しいとせつに願う。