華狩頌

by eriyori on Sunday 31 January 2010

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この版画が大好きだ。父も趣味の範疇ではあるが版画をやっていて、そんな影響もあるのかもしれない。
この作品の作者は棟方志功。彼の作風は良く知られ、近視のためかもしれないが彫り方にはやはり情熱を感じてします。この「華狩頌」も彼の代表作として、多くの人に感動を与えている…らしい。僕がこの作品を見たのは、青森県立美術館であった。棟方の作品が多く所蔵されている。

胸を張って弓を放つ男。頭をもたげる馬。どれも躍動感があって、それに飛び回る鳥も花も全部画面いっぱいに広がっていていて華やか。花がなんで塊みたいに、つぼみみたいに描かれていて、狩られる!っていう雰囲気だ出てる気がする。すべてが力強いのになんで愛を感じる作品なんだろう。日本人のこれまでの美的感覚と全く真逆のところにある作品だと感じる。

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