東京駅地階Gransta向かうエスカレータ

by eriyori on Tuesday 11 October 2011


最近、東京のアチラコチラで駅ナカが大ブームである。赤羽の駅ナカに最初降り立ったとき、駅を間違えたかと思ったほどである。そんな駅ナカブームであるが、駅の王様、東京駅の駅ナカGRANSTAには、見事な曲折したエスカレーターが存在する。
本来であれば、もっともっと手前で降り立つことが出来るはずなのであるが、なぜここまで客を、持送式に運ばなければならなかったのだろうか。

設備の都合かとも考えたが、いや、なんとなくそうではない。

調べてみると、このGRANSTAの広場には、面白い歴史が。もともと、待ち合わせ場所として「銀の鈴」なるものが、八重洲中央ホールに設置されていた。これは、広い東京駅構内において探し人と落ち合える様、手作りのハリボテで造られた鈴であったらしい。携帯登場以前の待ち合わせスタイルである。そして、この鈴、なんと4代も子孫を残し、その4代目が、現在八重洲地下口通路、つまりGRANSTAに設置されているのである。

東京駅の歴史について http://www.tokyoinfo.com/guide/histry/index.html

そして、この鈴の設置場所は、まさにこのエスカレーターの延長線上に位置する。つまり、このエスカレーターの曲折、中央口から降りてきた人々を、ゆったりと地下通路に運び、その視線の先にしっかりと鈴を見せる。そんな仕掛けがなされているのだろう。そうだろう。ぜったいにそうだ。

それにしても、東京駅。どんな構内をしているのかと気になり調べてみると下のような感じ。ビルのように基準平面もなく、地下がモグラの巣穴のようになると、これほどまで、地図は描き難いのか。ふぁいと。