正直、何がすごいのかといわれるとすぐには返せない。すごい幼稚なことをやっているようにも見えてしまう。でも、直感的に、これはすごい発見の連続を発掘する作業なんじゃないのかなと思ったりもする。
これはロウテックということで、既製品の様々な機械を分解新たな回路を作ってみようというものだ。新たな回路といっても、そんな難しいものではない。そこがロウテクらしい。
けれど、僕から見れば、どこもロウテクではない。センサーだって、光るライトだって、基盤だって、すべてが全く持ってロウテクではない。では、何がロウテクなのか。それは、回路と回路の結びつけ方である。人の手をつかって、単純に結びつける。その方法がロウテクということなのだろう。
現代にあふれている機械は、一般人から見れば、全くのブラックボックスである。そこに、目に見えて分かる回路がポッと現れる。そして、それが、予想もしなかった。そう機械自身も思いも寄らなかった効果が、表れる。そこに、新しいメディアの可能性と、今あるシステムの虚無感が見えてしまう。
Post a Comment