Qwikiがとうとう一般公開。簡単にいうと、打った言葉でビデオつくって説明してくれる検索エンジン。基本的には、まだwikipediaを引っ張ってきているのだと思う。それでも、動的にそれを説明してくれているだけでこんなにも、面白いんだなと体感出来る。人物であったり地名であったりとある程度のフォーマットがあるのかなという印象で、今後ネットの情報解析が進むようになれば、ニュース番組なんて自動編集、速攻放送でアナウンサーいらずになってしまいそう。Googleのニュースサイトのアルゴリズムと組み合わせれば出来そうなものだけれど。現状では、かなり厳しい情報の選択をしている模様で、あんまりマイナーな用語は見ていても面白くない。
http://www.qwiki.com/
せべは安心材料
そろそろAPIとか叫ばれなくなったこの頃。でもうまい具合に使えているホームページに出会うと感心する。明治学院大学のHPもそんなものの1つだ。トップページには、Youtubeのサムネイルがびっしり貼りつけられている。興味をそそられ覗いてみると、ニュース動画が流れるのだ。タグ付けされていて、もっと情報の深度をあげることも出来る。また、150周年記念サイトを覗くと昔の雑誌等のニュース記事が一面にドカン!と出る。これはヨミダスとの連携のようだ。読み出すは、これまでの記事すべてを情報を付加した形でデータベース化している。つまり、新たに明治学院用のデータベースを構築せずして、「明治学院」とつくような記事を洗いざらい引っ張ってランダムに表示するのだろう。小さい画像も出る。なんと「よみうり抄」まで表示されるではないか。「よみうり抄」とは、新聞社に関わる時事ネタをちっちゃく乗っけている。個人的な情報も多々あり、それゆえに、よくみると貴重な情報であることも多い。 しかし、このホームページの欠点を挙げるとしたら、完成度、むしろ徹底度と呼ぶべきか。APIを駆使した頁から、普通に情報を見る際のインターフェイスが少々分かりづらい。見づらいし、なにせ黄色は目が疲れる。ただ、それを凌駕する面白さがこのHPにはある。
http://www.meijigakuin.ac.jp/
"I connected Blogger to my http://flavors.me page - http://jp.flavors.me/eriyori"
これは、ネット界で、おそらくかなり初期の仮想都市である。それはすべて共通言語化されたシステムによってなりたっており、様々な「クライアント」が開発された。それは、ネットがようやくISDNのサービスを始めたころにあたり、クライアントの違いは読み込み速度の違いであったと思われる。今でこそみな定額制のネットにつながっている時代であるが、ネットがパケットや接続時間で制限されていた時代だ。クライアントの違いは、死活問題でもあった。私は、このゲームに囚われた。都市を作って、自分を強くして、相手を倒す。当時は、まだまだネットモラルが全然ない時代。簡単に殺人動画や、アダルトサイトに迷いこんでしまう時代であった。自由な時代で、ある意味人間の素性がむき出しの世界だった。優しい人、偽善、憎しみがモロに出ていたゲームだった。ソフトもサービスも、素人のものであったので、それこそ不完全な都市だった。
私は、そこに忘れ物をした。それを、一年後にどうしても気になって取りに行った。都市は変貌し、当時の人は既に散り散りになっていた。私が大事にしていた宝の箱は、誰かに開けられていた。
このシステムはひとりの修士生の論文用として立ち上げられたのだ。β-Yak-38にいつのひか会いたい。