http://www.viniciusmartins.eng.br/blog/2008/11/09/geotagging-post-4-sincronia-com-rotas-gravadas/
このブログの目的もそうだが、どのようにこの情報と現実を結び付けていくか。これが自分の夢である。データベースのこれからのあり方という問題が、僕が所属するゼミでもこれから議論されていくようで、自分なりに考えて見た、というより探して見た。
ゼミにおける民家調査の際、多くの写真を撮る。ゼミに参加する一人ひとりが取るし、それに片っ端から興味の赴くままにかくのだからその数は膨大なものである。それら写真は、日付のみでファイルに分けられ多くの写真はその画像のファイル名によってソートされている。つまり、日付、メーカ、写真を撮影した順に並んでいるのである。では、民家調査において重要な点は時間軸であろうか。もちろん時間軸は、移動経路を換算するにはいいソートかもしれないが、オープンデータベースとして後悔されることにでもなれば、それはただ、当事者間と閲覧者の情報認識のズレを生み出す要因でしかない。
民家調査など、土地の調査において、必要な情報gあひとつ欠落している。それは、位置情報である。この位置情報の画像データへの付加は、カメラが自分の立つ場所の絶対的な数値、つまり現在一般的な位置情報の規律である緯度経度を知らせるなにかが必要になる。一般的にはそれはGPSである。しかし、残念ながらカメラにGPSがついているものは今のところない。
しかし、別ハードによって取得されたGPSの位置情報のログに、時間がくっついていれば、時間軸をもとに画像の時間軸と一致させることで、その画像の位置情報をexifに書き込むことが出来るのである。
この方法によって膨大になりつつある画像情報のソートが一元的なものから多次元的なものになっていく。
今日、少々の時間が合ったので、iccの「ライトインサイト」を見てきた。iccはもともと好きで、というよりはむしろ、自分の夢を描かせてくれたギャラリーでもあり、時々訪れることにしているのだが、今日は、本当にたまたま行こうと思いついたに過ぎなかった。
久々に動けないほどの感動をした。とにかく立ち尽くすというものではなく、はしゃぎにはしゃいだ。一人で
《You and I, Horizontal》2006年
この作品に出会えたことに本当に感謝している。と同時に、焦りすらも感じた。自分が予想していた以上に、人工物である機械装置はあたらしい知覚を生み出すことが出来そうでもあり、それをすでに実践している人など、山ほどいる。そのことを知ってしまいあせっている。
僕の今立っている場所は本当に正しいのか。少なくとも、様々な活動を知るキッカケにはなっている。